(AppleScriptを使った)撮った写真の選別を10倍早くする方法

写真撮る人なら分かると思うんですが、撮った写真の選別って大変ですよね。今回はMacユーザー向けなのですが、撮った写真の選別を10倍早くする方法をご紹介したいと思います。

要約

実際にやることは、ファイル名の最後に特定の文字列を追加する(AppleScript)ショートカットを設定する方法をご紹介したいと思います。この方法を使うと、不要な写真の削除と良い写真に印を付けるのを同時にでできます。

やること

(1)Automatorを起動してスクリプトを登録

(2)システム設定からスクリプトのショートカットを登録


まず基本的な写真の選別方法について

マウスに持ち替える事なくキーボードだけで表示

  1. 写真を入れたフォルダを開いて、一番最初のファイルを選択
    ※読み込みスピードが全然違うので、USBやSDカードではなく、デスクトップなどにコピーしてから実施しましょう。
    ここからはマウスは使わずキーボードだけです。
  2. command+Y (クイックルック)を使って写真を大きく表示
  3. 目を瞑っていたり、ボケていたりうまく撮れていない写真は command + delete で削除
  4. ダメではない写真はそのままにして「↓」キーで次のファイルを表示
  5. コレだ!と思った写真はショートカットキーでファイル名の最後に★印つける
  6. 続けて「↓」で次のファイルを確認
っていう感じで作業すると爆速で写真の選別が終わります。
ではショートカットの設定の仕方をみていきましょう。

(1)Automatorを起動してファイル名の最後に「★」を追記するスクリプトを登録(AppleScript)

①ファイル名の最後に「★」を追加するために、まずはMacのアプリケーションフォルダにある、Automator.appを起動し「クイックアクション」を選択します。



②画面が開いたら ライブラリ>AppleScriptを実行 を選択し「AppleScriptを実行」をダブルクリックします。そうすると一番右にAppleScriptを実行というウインドウが出てきます。

③ここに以下のコードを貼り付けます。

tell application "Finder"
	set select_list to selection
	repeat with f in select_list
		set fname_ext to f's name --ファイル名&拡張子
		set fext to f's name extension --拡張子
		set fname to (f's name as text)'s items 1 thru -(((f's name extension as text)'s length) + 2) as text --ファイル名
		set fdir to f's folder as alias --ディレクトリ
	end repeat
end tell
fname_ext & return & fext & return & fname & return & fdir

set newfname_ext to fname & "★." & fext
tell application "Finder"
	set name of file fname_ext of folder fdir to newfname_ext
end tell

④貼り付けた後にトンカチマークをクリックしておきましょう。




※Finderで適当なファイルを選んで、このコードの左上にある▶ボタンを押すとファイル名の最後(拡張子の前)に★マークが付くのが確認できると思います。

⑤ファイルメニューから保存、クイックアクションの名前は何でも良いのですが、「addstar」とかにしておきましょう。Automatorの作業はここで終わりです。


(2)システム設定からスクリプトのショートカットの設定方法

①続いて、システム環境設定 から キーボード を選択

ショートカット の サービス を選択



②一覧の中にある addstar を選択し、「ショートカットを追加」

オススメは command + ¥ です。※¥キーがdeleteキーの隣なので、選別作業中にキーボード見なくても感覚的に押せるから!


以上です!


良いフォトライフを!

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